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emovativeな組織とSociety作り②

emovativeな組織とSociety作り② 画像

こんにちは、Kaiです。
いやぁ、急にめちゃくちゃ寒くなりましたね〜。
ただでさえ冬が嫌いなのに、日本海バリの淡路の風がさらに僕の冬嫌いを加速させていきます🌊
と思いきや、、
猪名川はなんと気温マイナス1.6度🥶
淡路より普通に寒い笑
そりゃクリスマスイブに屋外で、それもマイナスの気温で優雅に過ごせるお客さんなんかいないですよね(自虐)

本題に入る前に音楽活動に関しての少し告知をさせてください!

29日は南あわじ市にあるCafe SparkさんでRoots Dawnがライブさせていただきます!
お時間ご都合合う方はぜひ!

そして今日24日のクリスマスイブ🎄の日にRoots DawnのYouTubeで「クリスマスイブ 」山下達郎のカバーをアップしましたのでよければそちらもチェックお願いします🥺 ↓






さて、

先週はemovativeな組織とSociety作りについて少しお話ししましたが、
今日はその続きを少し書かせてください。

emo TOKYO、外から見る分には若者が和気藹々と楽しくやっているなぁと思われると思います笑
もちろん、それも間違ってはいないのですが、、、
先週も言いましたが僕らが目指す組織づくりとはなかなかこれといった前例がなく、
ある意味効率性を最重視した現代社会に逆行しているので自分たちなりの最適解にはまだ程遠い。。。😫


色々と頭を悩ませる昨今ですが、ヒントやキッカケというのは不意に訪れるもの。
ある本がぼくらの目指す組織像(に限りなく近い)について、綺麗に言語化してくれていたのです。

先週、ふとカフェ店内奥にあるemo文庫の本を入れ替えようと偶然、それも久々に手にした本、


「ゆっくり、いそげ」

著者は影山知明さん。
東京の西国分寺駅で『クルミドコーヒー』というカフェを経営されていて、同店は2013年に「食べログ」(カフェ部門)で全国1位となったほどの根強い人気を博しています。

実はこの本はトモヤが1年以上前に紹介してくれた本で、
当時この本に感銘を受けた僕は実際にクルミドコーヒーに行きました。
そして実際にオーナーであり著者の影山さんとお話しさせて貰いました。


影山さんと話するChef K氏。
わかったような顔をしていますが、毎度のことおそらく話は右から左です😅爆笑



効率性や利便性、生産性、といったものを重視する結果・結論主義、
それと引き換えに自由や楽しさ、結果に至るプロセスといった本質を放棄した現代社会において、
それぞれの個人を能力の有無などでジャッジすることなく、あくまでもありのままの個性や魅力、特性といったところを最大限活かし、互いに尊重し合うことで、ガタガタのピースたちで1枚の綺麗なパズル(個人の無限の可能性を信じる)を完成させようとするのが我々emoTOKYOの本質。

そこで立ちはだかるのが一般的にいう
”理想と現実のバランスをとる・両立させる”という部分。
この文明社会に生きる以上お金は必要なので、そういった意味では手段は何であれ、経済を回す必要があるわけです。

そしてまさにその「理想」と「現実」を両立させた経済の形を提唱しているのが「ゆっくり、いそげ」

働いても働いても幸せが遠のいていくのは何故なのか?
便利に効率良くなればなるほど、失われていくものは何なのか?
金銭換算しにくい価値は失われるしかないのか?
この生きづらさの正体は何なのか。。。?



全体に関してのネタバレや解説はここではできませんので、
その中でも特に今の僕や今のemo TOKYOの面々にとって大切な考え方、共通する考え方だなと思った部分を紹介します。
実はたまたまこの本を手に取って無造作に開いたページに書いてあったことです笑 やっぱり全ては必然なのですね。

「不特定多数でも特定少数でもない、「特定多数」のコミュニティを育む」


「Give & Take → Give & Give」
自分あるいは自社の利益を手に入れること──”テイク”すること──を動機とするのではなく、
受け取る側の満足・喜びを目的として、時間と手間をかけた丁寧な仕事・商品・サービスを提供すること”ギブ(Give)”を、まずやってみる。
そうして『健全な負債感』を持った有機的でポジティブな循環が生まれる。


こういったテーマに関して実際の事例とともに、分かりやすく且つ、説得力に満ちたお話の数々が収録されております。

実際に我々emo TOKYOはこういった特定多数のコミュニティ作り、
Give & Giveなどは無意識のうちにも実践できているなぁと感じます。
畑で採れた作物をプレゼントしたり、弾き語りをプレゼントしたり、それもある意味健全な負債感の法則に則った僕らなりのギブです。



そして現状僕らが抱える課題の解決、それぞれのメンバーが組織に属する一員として考えるべき部分について書かれていたのは、
「支援し合う関係性」に基づく組織に関しての部分。
影山さんは会社などの組織を「ボランティア組織」であり、”人というのは(例え組織に属していたとしても)組織のためにいるわけではない”と言っています。
ベースにあるのは組織内におけるGive&Giveのカタチ。


① 自発性 
会社やお店の発展・成長を自分ゴトと捉え、自ら課題を見つけ、率先して挑戦する。(自分主体の視点)

② 公共性
そこでの働きは自分ではない誰かに向かっており、その人を喜ばせることが自分の喜びでもある。(Giveの循環)

③ 無償性
給料や金銭的な対価はもちろん重要な要素であるが、かと言ってお金のために働くのではなく、
むしろそれは自分の仕事や貢献に対して周囲がもたらしてくれる対価と考える。

この3つの項目
「ボランティア三原則」がまさに今僕たちが作り上げていこうとする組織をなす上で不可欠な各々の考え方・マインドセットであると思います。
これらのことを何となく頭で考える事自体はできる人は少なくないかも知れません、
しかしこれらの事をわかりやすく自分の言葉で言語化する、そして実践する事は別次元に難しいことで、
たまたまこの本に再会したことはとても励みになりました。

皆さんも、特に僕らのようにemovativeに、creativeな働き方や組織作りを目指す方は是非この本を手に取ってみてください。
なお、続編も出ているらしく、僕もぜひ読んでみたいと思います。

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